「手首」 Day:2013.03.17 13:24 Cat:日記・詩 手首に集まる 日差しが好きだ。手のひらなんて 大それたものでなく、小さな すきまこぼれた光、 そっと味わう。骨と骨の境、 丸みと直線の間やわらかな血管 宿るふくらみ。青く透ける道は、 辿ったものを示す。線と線、 白と白の間刻まれたものが見える。光をあおぐ、 無限の動きああ、これがいつまでもいつまでも、続くならわたしはきっと、 生きてゆけるぞ。小さな、命の くぼみ。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit