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背すじを伸ばしてケーキが食べたい

このあいだ、三か月ぶりくらいに一人で喫茶店に入りました。
七百円くらいの、ケーキセット。


お茶を飲んで、「ウマッ!」と叫ぶ感覚、すっかり忘れていました。
そろそろ紅茶で、「ウマッ!」もやりたい。


秋こそ、あたたかいお茶ですね。







喫茶店に入ると、自然と背すじが伸びます。

その空間の中で、美しい佇まいで居たいという願望と、
用意していただいた食事に感謝して、出来るだけ綺麗に食べたいという思いからです。

わたしは忘れっぽいので、食事を丁寧にいただくことで、感謝を思い出したいと思っています。



美しく食べるのは、食べ過ぎ防止のためにも。
今食べようとしているそれは、背すじを伸ばして食べられるものか。
自分のなかで、割と大きな基準です。




「胸を張って」ではなく、「背すじを伸ばして」なのは、
わたしには胸を張れることなど、何もない気がするからです。


もたらされた命を、胸を張って食べられるほど、人は偉くはないし、
食事以外でも、自分が一人で成し遂げたことなんて、なにひとつない気がしています。

与えられた業に、タイミングに、時間に、出会いに、乗っかって動いているだけのような気がします。

見えない流れに身をまかせて、自分の意志で動いているように思いながら、
向かうべき場所へ、そろそろと流れているだけのような。


それぞれの、決められた場所へ。





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