- Day:2015.05.06 18:37
- Cat:個展・イベント・お仕事
5月3・4日に行われた、アークオアシスさんでのライブペイント。
お越しいただいた方、ありがとうございました^ ^

完成した絵。
「クロス」
アークオアシスさんに展示してくださるそうなので、お立ち寄りの際、よかったら見てみてください。
完成までの過程。(撮影協力・金子アミさん)










ライブペイントは、「蔵の日。」以来、2回目。
制作であり、パフォーマンス。大好きな仕事です。
前回の「蔵の日。」では、
弾き語りの生演奏の横で、画家2人が交代で、1枚のキャンパスに描く、というものでした。
頭をからっぽにして、聴こえてくる音・会場の空気から感じるものを、筆から垂れ流して描いてました。
五感すべてをフル活動した、あたらしい表現の日でした。
今回のライブペイントは、わたし1人。
BGMの音楽はあれど、1番突き動かされる“生もの”は、自分自身。
自分がそのとき感じている・考えていることが、リアルタイムで絵に反映され、
それを絶えず目の当たりにしながら、最終地点のイメージとの答え合わせをし続ける、そんな感じでした。
完成した絵は、パステル調がつよく、タッチは激しい。
ですが、思い描いていた完成形は、もっとセピアががった、茶色の、淡いグラデーションの絵でした。
当日の様々な感情。
人目に一番ふれる場所で描きながら、集中力を保ち、
期待やプレッシャーや緊張や批判から、必要なものだけに削ぎ落として、
疲労が色で表れないようにし、理想を目指しつづける。
目指していたけれど今の状態では描けないところには、潔く折り合いをつける。
絵が示しているものに、気づく。
そんなふうにして描いていたら、こんな絵になりました。
知らなかった感覚が、いくつも交差したから、「クロス」。
一回として、同じ要領で描けないのが、ライブペイントの面白さ。なまもの。
アークオアシスさん、素敵な機会を、ありがとうございました。
○ ○ ○

イベント前に描いた絵、「さくら」。
大好きな画家、東山魁夷の夜桜が、どことなく反映されている気がします。
さくらの季節になると、思い出す人がいます。
会ったこともないし、もう会えないけれど、毎年思い出しています。
伝え聞いた彼女の、愛した歌を、ふんふんと口ずさんでいます。
彼女のおかげで、描けた絵でした。ありがとう。
○ ○ ○
わたしの好きな人たちは、やさしい人ばかり。
だからわたしも、やさしくありたいと思っています。
その人たちと、ずっと一緒にいたいから。自分をあいしていたいから。
やさしい人は、どこかで羽目をはずさないと、くずれてしまう気がします。
どこかで獣にもどりましょう。動物にもどりましょう。
ゆるゆると、爆発、お休み中に、満喫できたでしょうか。
GWにお仕事だった方も、どこかでリフレッシュ、してくださいね。
よい5月を。